単に安くすることを強調した住宅なら世間に溢れています。でも永く住み続ける住まいには、100人100様の個性や高い品質がとても重要ではないでしょうか。間取りや設備・構造など、こだわればこだわるほど予算が膨らんでしまいがちですが、私たちは無駄を減らすために、家づくりに一定のルールを作ることにしました。
「良い家」とは何か?をもう一度考え直しました。
「良い家」とはなんでしょうか?流行や時代に左右された素材やデザインの住まいは「良い家」とは言えないのではないでしょうか?特殊なつくりや高級素材を使うことは必ずしも重要ではありません。
機能性に優れ、近代的な技術で経済的なムダを省いた合理的な家が「良い家」だと、私たちは考えます。よくできた道具は誰が見ても美しいように、合理的で機能的な住まいこそ、流行や時代に左右されることのなく、永く満足して住み続けられるのではないでしょうか。
クオリティの高い住宅でもルールを創ってコストを軽減
単に安くすることを強調した住宅なら世間に溢れています。でも、それでは意味がありません。100人100様の個性や高い品質はとても重要です。建築費を上げているのは、材料の無駄使いや、購入の手間、職人さんの手間、工事期間の長期化などです。
ライフスタイル、デザイン、性能、安全性はしっかり作りこみつつ、部分的な形やサイズは一定の規格にまとめてしまえば予算も時間も軽減することができます。つまり一定のルールを設け、合理化することでコストを軽減しつつクオリティの高い住宅を創ることが可能なのです。
「ママイエ」ではムダを徹底的に減らすルールを設けることで、高いクオリティとコストダウンを実現しました。
モノにとっては使われないことが一番不幸なこと
家も人が住んで初めて価値が生まれます。人が使うからこそ家が活きるというものです。押入に眠っている衣類や箱に入ったまま何年もしまわれている靴、棚の奥から出たことの無い高級食器。それがいくら高額だったとしても本来の使われ方がされなければ、その価値は無い物と同じです。家も同じで使われない豪華な応接間、広すぎるリビング、使わない物を入れる為だけの大きすぎる収納。掃除の手間だけ増えるのは、時間の無駄使いにもなってしまいます。
家族の未来や日々の使い方に柔軟で、寛容な家
昔、催事は家で行っていました。親戚や知人が集まれば間仕切りを外し広間として使い、普段は個室として使っていました。
大きな空間は状況に応じて多彩に変身します。シンプルな間取りにすれば自由度は広がり、将来の生活にも融通がきく住まいとなります。将来的な無駄も減らすことでトータルな予算もさらに削減することができるのです。